皮革は種類と鞣(なめ)し方法によって仕分けできます。牛革、山羊革、羊皮、豚革等が市場でよく目にすることができると思います。また鹿や、エキゾティックな革も。
それらの皮が鞣される事により革になります。
鞣すとは皮を腐敗しないようにして、使う用途に合わせていくことです。
硬くなめすことで鞄や靴底に、柔らかくすることで洋服や手袋と言ったように、望む素材へ変化させていきます。
鞣しに使う材料によっても様々に変化していきます。
下記は一般的な鞣しの種類になります。
クロム鞣し
金属のクロムでなめします。
柔らかく、熱にも強いので一番多く用いられている鞣材です。
ベジタブル鞣し(ヌメ)
植物のタンニンでなめします
しっかりと固くなり、革らしい自然な革になります。
コンビネーション鞣し
2種以上の鞣し材を使ってそれぞれの特徴を得る鞣しです。
合成鞣し
人工的に作られた鞣し材です。白さが際立つものを使うことで、最近では淡色の革を作るのに多く用いられています。
このような方法で鞣された後、染色、表面加工へと進みます。
作り上げる商品に合わせて調整して仕上げますので、各々工程や方法が違います。